名城大学の大知聖子准教授は、生成AIの進化がもたらす歴史認識の歪みに警鐘を鳴らしています。
生成AIは一見「公正・中立」を装っていますが、専門家の研究成果と歴史修正主義者の意見を同じレベルで扱う恐れがあります。
特に、チャットGPTなどの応答が、専門家によるものと修正主義者の意見を同列に扱うようなケースが見られることが問題です。
さらに、AIによる高品質な画像や動画の生成が進む中、本物の歴史的資料と区別がつきにくくなっています。
これにより、国民間の対話が困難になるほど歴史観がゆがめられる危険性があると大知准教授は指摘しています。
出典 : コスパ社会が招く生成AIの歴史修正 学者が危ぶむ「知の産業革命」: https://www.asahi.com/articles/AST633V2TT63UTIL03SM.html