米国の事業界では約7割から9割の人が既に人工知能(AI)を業務に導入している一方で、日本では3割から4割に留まることが、インディードリクルートパートナーズの調査で明らかになりました。
営業・事務系の職種では導入率が特に低いことも指摘されています。この調査は、昨年に日米の若年層を含む4000人の会社員を対象に実施されました。
生成AIとして知られる「ChatGPT」が米国で登場してから2年半、日本はAIの業務導入においてまだ途上であることが伺えます。日本でAIの普及が進まない要因として、キャリアを会社任せにしてしまう風潮や、AIに対する主体的な学習意欲の欠如が挙げられています。
また、プライベートでAIを利用していない人は、米国では約3割に対して、日本では約7割という結果が出ています。AIに関する知識不足や必要性を感じていない人が多くいることも、日本の課題として指摘されています。
しかし、調査によればAIが生産性向上に寄与するという期待があり、雇用の代替リスクが意欲を高める要因となっているため、日本が米国に追いつく可能性はまだあると見られています。
出典 : 生成ＡＩの業務への導入は日本で４割程度、米国を大幅に下回る－調査 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-16/SXS654T0G1KW00
