ChatGPTを使用していたあるユーザーから提出されたスクリーンショットが示す通り、ChatGPTが関連性のないユーザーのログイン情報や個人情報を含むプライベートな会話を漏らしていることが発覚しました。
特に目立つのは、ある薬局の処方薬ポータルの従業員用サポートシステムに関連した認証情報を含む2つのスクリーンショットです。AIチャットボットを使っている従業員がポータル使用時の問題を解決しようとしている様子が見られます。
この漏洩により、特に閲覧は避けたい個人認証のペアや、トラブルシューティング中のアプリ名、問題が起きた店舗番号までもが露わになってしまいました。
さらに昨年の3月には、ChatGPTを製作しているOpenAIが関連性のないユーザーに他のアクティブユーザーのチャット履歴を見せてしまうバグを理由に、AIチャットボットを一時的にオフラインにする事態に。
このような事件は、インターネットが誕生して以来起きてきた問題で、近年になって企業は従業員に対してChatGPTの使用制限を設けるなど対策を講じています。
個人情報やプライベートなデータの流出が懸念される今、AIサービスへの問い合わせに際しては、個人の詳細を削除することが賢明であると改めて強調されています。
出典 : https://arstechnica.com/security/2024/01/ars-reader-reports-chatgpt-is-sending-him-conversations-from-unrelated-ai-users/