Googleは、AI分野での先進性を示すため、多くのジェネレーティブAIサービスの統合に乗り出しました。その中心には、BardチャットボットやDuet AIなどがありましたが、今ではこれらをGeminiという最新のAIモデルの下に一本化しています。
Geminiはテキスト、音声、画像が扱えるAIモデルで、去年の12月からBardチャットボットの運用を開始しました。また、GeminiにはAndroidフォン専用アプリが提供され、AppleのモバイルデバイスにはGoogleアプリに組み込まれる予定です。
適切なテストが必要だとして公開が遅れていたパワフルなバージョン、Gemini Ultraも、Google Oneクラウドバックアップサービスの新しいプラン「AIプレミアム」を通じて利用可能になりました。これは、2TBのストレージと他の特典が含まれた$10の定期購読とは別に、月額$20でGemini Advancedを利用できるという内容です。
一方、Googleはユーザー嗜好も意識しており、より個性的でユーザーの意図を把握するGeminiへと進化させています。これは、他のAIスタートアップが発表した陽気なチャットボットや、ChatGPTのカスタムGPTが持つ個性的なアプローチからの影響を受けているかもしれません。
Googleの新しい方針は、これまでのニュートラルな姿勢からの脱却を意味しており、チャット界での新たな競争の火種となりそうです。
出典 : https://www.wired.com/story/google-rebrands-ai-chatbot-gemini/