イーロン・マスク氏が率いるxAIは、独自開発のAI「Grok(グロック)」をオープンソースとして公開することを発表しました。技術者なら誰でも、このAIを自由に改変し、使用可能になります。
グロックは、短文投稿サイトXのリアルタイム情報を使用しており、特に質問に対する「機知に富んだ回答」に長けていると評判です。
このオープンソース化により、開発の透明性が増し、開発速度の向上が期待されます。また、知識を共有し、スタートアップ企業の技術向上にも寄与する効果があります。
一方で、サイバー攻撃へのリスクなど、技術の悪用が懸念されています。しかし、マスク氏はこの動きを通じて、AI開発において先行するオープンAIやグーグルの陣営に挑戦しようとしています。
オープンAIとの過去の路線対立を背景に持つマスク氏のこの決断が、AI分野に新たな風を吹き込みそうです。
出典 : https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1202K0S4A310C2000000/