KDDIが新たな一手を打った。18日に発表された内容によると、AI分野における基盤技術「大規模言語モデル(LLM)」を開発する東京大学発のスタートアップ「イライザ」を、グループの連結子会社とするという。
投資金額は数十億円規模に上り、この動きによって、企業や自治体へ向けたサービスの強化を見込む。
イライザは2018年に設立され、AI研究の第一人者、東大の松尾豊教授の元で研究を進めるチームが開発を担ってきた。
彼らは、米メタが開発したLLMをベースに、日本語に特化した性能の高いモデル構築を目指している。
KDDIは、4月1日にイライザの過半株を取得し、企業のデジタル化支援サービスを始動させる。
また、顧客対応業務向けのAI開発も進んでいるという。
この戦略により、KDDIはAI領域でのビジネス展開を加速する。
社長の高橋誠は、「イライザと共にAI業界をリードする」と意気込みを語った。
出典 : https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240318-OYT1T50186/