アップルは、次期iPhoneで利用するためGoogleの先進的な人工知能モデル「ジェミニ」の採用について話し合いを行っています。技術の激変に迅速に対応することを目指しており、
交渉は初期段階であり、合意内容の詳細はまだ固まっていないとされます。また、アップルは他の人工知能企業とも協議を進めており、大量のデータを分析し、独自にテキストを生成する強力な言語モデルを活用したい考えです。
アップルの最高経営責任者(CEO)であるティム・クック氏は、今年中に新たなAI能力を導入すると投資家たちに約束しており、スマートフォン市場ではライバルのサムスンやグーグルもすでにジェミニを搭載し、ビデオ編集や音声録音の要約などに利用しています。
アップルとグーグルはこの件についてコメントを控えていますが、両社の提携は、iPhoneの成功に欠かせない古くからのパートナーシップを強化するものになりそうです。2007年のiPhone発表以来、グーグルはiPhoneでの地図提供などで貢献し、現在でもiPhoneのSafariブラウザのデフォルト検索エンジンとして年間180億ドル以上をアップルに支払うなど重要な役割を担っています。
出典 : https://www.nytimes.com/2024/03/19/technology/apple-google-ai-iphone.html