生成AIの技術が進む中、性犯罪を犯した被告の弁護士が、被害者に向けた謝罪文の作成にAIを利用した事実が明らかになった。
この弁護士は、生成AIによってより丁寧な謝罪文を作る目的だったと語るが、専門家からは被害者に真の反省が伝わるかどうか疑問視されている。
被告本人が書いた文章は短く内容も不十分で、弁護士はAIで謝罪文を作成し、最終的には手書きで被告に書かせた。
この謝罪文は、裁判において情状酌量を訴えるために提出されたが、AI利用の事実は伝えられていない。
奥村昌裕弁護士は、AIによって書かれたものでは被害者の心情を考慮しないと指摘しており、加害者には事件への真摯な向き合い方が求められると説いている。
出典 : https://www.yomiuri.co.jp/national/20240405-OYT1T50081/