Proofpointの研究者らは、ドイツの様々な業界を対象にした悪意あるキャンペーンを最近発見しました。
何が特徴的だったかというと、人工知能(AI)によって生成されたコードを使用する、普通のマルウェア・ドロッパーが含まれていたのです。
このドロッパーは、フィッシング攻撃で利用されているとのこと。しかしこれは、まだ大きな恐怖を感じる段階ではありません。
マルウェア対策は、誰が書いたものであっても変わらないとのこと。
AIが作り出すマルウェアが世界を席巻する日はまだ来ていないと、Proofpointの脅威研究シニアマネージャーであるダニエル・ブラックフォード氏は述べています。
人間が開発したマルウェアより高度なものをAIが生み出すことは、数年間はないとの見解を示しています。
にもかかわらず、AIがサイバー攻撃者の手助けをする可能性については、注意が必要です。
すでにAIチャットボットを使った攻撃向上の試みがあり、将来的にはより高度なマルウェアが自動生成される時代が訪れるかもしれませんが、その防御方法は変わらないでしょう。
出典 : https://www.darkreading.com/threat-intelligence/ta547-uses-llm-generated-dropper-infect-german-orgs