新たな技術革新の報が届いた。富士通は、異なるAIモデルを組み合わせ、顧客の業務に最適化したAIを迅速に提供する技術を開発したと発表した。これにより、企業は数時間から数日で自社専用の生成AIを構築できるようになる。7月からサービスが開始される。
この技術は、例えばオープンAIの「GPT-4」や富士通が共同開発したLLMを組合せることが可能で、各々のLLMの特性を活かしながら、業務ごとに最適なAIモデルを選択する自動化を実現した。富士通自身がこの技術を用いた結果、契約書のチェック作業で30%、運輸業でのドライバー配置で95%の時間削済が可能になったとしている。
さらに、企業規則や法令に則った処理が可能な技術や、生成AIの回答が規則に準拠しているか監査する技術も発表された。汎用のAIに加え、これらの新技術が企業の業務に革新をもたらすことを富士通は期待している。
出典 : https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC0446U0U4A600C2000000/