パナソニックホールディングスの一員であるパナソニックコネクトが、人工知能(AI)の力を借りて大きな成果を挙げました。
同社は米国のAI開発企業と協力し、社内の質問に対応するAIアシスタントを導入。これが従業員の時間削減に大きく貢献し、わずか1年で約19万時間も削減することに成功したのです。
このAIは、従業員が業務中に遭遇する様々な疑問や問いに対して、素早く正確な回答を提供。事業戦略策定のような複雑なタスクにも活用されるなど、多岐にわたる業務で助けとなりました。
特筆すべきは、この16カ月の間に情報漏洩や著作権侵害などの問題が一切起こらなかったこと。また、現在は自社の秘密情報に関する問いにも答える能力を持つ「自社特化型AI」としての発展も見せています。
今後、パナソニックコネクトはこのAIを研修支援など、さらに幅広い用途に展開していく予定です。これにより、一人ひとりの従業員がより価値のある仕事に集中し、企業全体の生産性向上を実現できるかもしれません。
出典 : https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF259L60V20C24A6000000/