リソルやムシネックスを手がけるレキット・ベンキーザーのマーケティングチームは、2022年のChatGPT登場後、AI技術がビジネスを加速させる可能性を感じ取りました。しかし、その具体的な活用方法に頭を悩ませていました。そこで専門家集団ボストン・コンサルティング・グループに相談を持ちかけます。
レキット・ベンキーザーからの依頼は、数百件に上る問い合わせの一つに過ぎませんでした。2年前には収入ゼロであったAI関連の業務から、現在では同社の収入の5分の1を稼ぎ出しています。技術担当ディレクターのヴラディミール・ルキックは、「企業は自社ビジネスに対するAIの影響を解明するために真剣です」とコメントしています。
テクノロジーの次なる大波として期待されるAIですが、それを理解し、活用するためにはテクノロジーの案内役が必要です。そのため、ボストン・コンサルティング・グループやマッキンゼー・アンド・カンパニーだけでなく、IBMやアクセンチュアなどの企業は、営業を伸ばし、必要な人材を積極的に採用しています。この新しい波において、企業達はAIの意味を理解し、ビジネスへの適用を図るために、テクノロジーのシェルパが絶対に必要となるのです。
出典 : https://www.nytimes.com/2024/06/26/technology/ai-consultants.html