Scrum.orgのCOOエリック・ナイバーグは、「AIがスクラムチームのメンバーとして統合される」という記事を掲載しました。AIがスクラムマスターや開発者たちの生産性を向上させる可能性を探り、その役割をペアプログラミングの協力者に例えています。AIは、チームのファシリテーションやパフォーマンスの最適化をアシストすることができるとナイバーグは述べています。
また、ソフトウェア開発チームにおけるAIの利用を実験しているサットワークスのビルギッタ・ベックラーも、LLM(Large Language Models)を利用したエンジニアリングのシナリオを共有しました。これらのAIツールが、プロジェクト理解やコード生成、テスト全体のプロトタイピングを容易にし、生産性を高めるとしています。
しかし、これらのツールが100%正確ではないとも報告されており、AIによる内容生成のレビューやモデレーションに時間がかかってしまう可能性も指摘されています。そのため、ナイバーグとベックラーはともに、AIツールの出力に焦点を当てるのではなく、チームが価値を重視することが重要だと語っています。この技術は特定の問題領域において依然として価値があるとも付け加えています。
出典 : LLMs and Agents as Team Enablers https://www.infoq.com/news/2024/08/llm-agent-team-enablers/