オーストラリアのスタートアップ企業Harrison.aiが、AIを活用した医療診断ソフトウェアとサービスの開発に4年間を費やしてきました。同社は、放射線画像の分析速度と精度の向上、病理診断の精度向上に焦点を当てています。
この週には、放射線専門の視覚言語モデル「Harrison.rad.1」を発表しました。放射線業務で優れた性能を発揮するよう特化されており、画像に関する質問に対して自然言語で回答することができます。また、実世界の多様な臨床データに基づいており、何百万もの画像、放射線研究、報告書で構成されています。
医療AIの革新的な進歩を代表するこのモデルは、放射線専門家と共に訓練され、人間の放射線専門家と同等の成績を収めています。その結果、医療現場の診断能力拡大に寄与することが期待されます。現在、選ばれた業界パートナーや医療専門家、規制当局者に対してアクセスが開かれており、AI使用の責任ある議論が行われています。
Harrison.aiは、画像分析のAIソリューションAnnalise.aiを40ヶ国以上で臨床使用しており、将来的にはHarrison.rad.1モデルも商業利用可能になる見込みです。これにより、AIが医療の課題を解決し、米国内外で診断テストの可用性を高めることが期待されています。
出典 : Startup Harrison.ai launches radiology-specific language model as a building block for healthcare AI https://www.fiercehealthcare.com/ai-and-machine-learning/startup-harrisonai-launches-radiology-specific-language-model-building