飛行士を男性的、看護師を女性的に捉えるなど、職業に対しジェンダーバイアス（性別による偏見）を持っている対話型AI「ChatGPT」への警告が出されました。朝日新聞社メディア研究開発センターによると、ジェンダーバイアスを持つ回答が41.5%に上ったそうです。
このAIは、ネット上などにある大量のデータを元に学習し、答えを出します。東京工業大の岡崎教授の研究からも、AIは元のデータのバイアスを反映する偏りを持つことが知られていました。
また、有料版のGPT-4に問い合わせた際には、バイアスを持つ回答が22.9%に抑えられていたそうです。開発元の米オープンAIは、この点について「AIのバイアス対策に取り組んでいる」と述べました。
しかし、岡崎教授は、「バイアスがあると認識しAIを使う必要がある」と述べています。
出典 : https://www.asahi.com/articles/ASRC94PX0RB3ULLI001.html