今年に入り、AT&Tのデータサイエンス副社長であるマーク・オースティン氏は、同社の開発者たちが仕事でChatGPTチャットボットの使用を始めたことに気づきました。
開発者たちは行き詰った時、ChatGPTにコードの説明や修正、改善を求めています。
ChatGPTがゲームチェンジャーになる可能性があるとオースティン氏は語りますが、公開されているツールのためにビジネスでの利用の安全性に疑問を感じました。
そこでAT&Tは1月に、MicrosoftのAzure OpenAI Servicesを試し、企業専用のAIチャットボットを構築することに。
「Ask AT&T」と名付けたこのAIアシスタントを使用し、開発者はコーディングプロセスを自動化し、顧客サービス担当者も通話の要約などに利用し始めました。
「その機能を理解すると、彼らはそれを愛用します」とオースティン氏は述べています。
かつて数時間かかったフォーム作成が「Ask AT&T」ならわずか2分で完了し、開発者の生産性は20~50%向上したといいます。
このツールが、従業員がもっと複雑な仕事に集中できるよう支援しています。
出典 : https://www.nytimes.com/2023/07/05/technology/business-ai-technology.html