Appleがプライバシーとスピードを最優先に考慮した独自の大規模言語モデル（LLM）を開発中であることが、ブルームバーグのマーク・ガーマンの報告により明らかになりました。
この技術は、クラウドを介さず端末上で全て動作し、将来の生成型AI機能の基盤となると言われています。「すべての兆候」が、その完全な端末内処理を示唆しており、既存のクラウドベースのAIサービスとは異なるアプローチとなります。
端末上で動作するため、AppleのAIツールは特定の点で直接のクラウドベースの競合他社より能力が劣る可能性がありますが、他のAIサービス提供者からの技術ライセンスによりそのギャップを埋めることができるとガーマンは示唆しています。
実際に、先月ガーマンはAppleがiOS 18の一環としてGoogleのGemini AIエンジンをiPhoneに統合するための話し合いをしていたと報告しました。端末内処理の主な利点は、クラウドベースのソリューションと比較して、より速い応答時間と優れたプライバシーが挙げられます。
Appleは、AI技術がいかにユーザーの日常生活に役立つかを軸にマーケティング戦略を展開する予定です。より大きなAI戦略は、6月のWWDCでの主要なソフトウェアアップデートのプレビューと共に明らかにされることが期待されています。
出典 : https://www.macrumors.com/2024/04/21/apple-working-on-on-device-llm/