ムンバイに本拠を置くLexlegis.AIが、10億以上のインド法律文書に基づいて訓練された法律特化型のLLM（言語モデル）を発表しました。これは、ケース検索、引用から、文書洞察や起草サポートまで可能です。
インドの法律データビジネスで25年の歴史を持つこの企業は、現在も成長を続け、そのモデルが他のLLMとどのように統合されているかの詳細は不明ですが、法律テキストに重点を置いた20億のトークンで訓練されています。
しかし、一方で数値の大きさとしてはGPT-4の13兆トークンなどに比べると小さいトレーニングセットであるようです。それでも、Lexlegis.AIのCEOは、インドの法律専門家や裁判所がAIによるシステムを利用し、研究やドラフトの速度を向上させることを提案しています。
また、このシステムを来年からは国際的に提供し、インドで活動するクライアントを持つ弁護士も価値を見出せるだろうと述べています。
将来的には、特定の複雑な法律作業のための小規模で法律に特化したモデルと組み合わせることで、一般的なLLMだけでは不十分な精度を持つ可能性がある法律分野での活用が期待されています。
出典 : India Joins Legal-Specific LLM Movement With Lexlegis.AI https://www.artificiallawyer.com/2024/08/27/india-joins-legal-specific-llm-movement-with-lexlegis-ai/
