OpenAIは、チャットボット「ChatGPT」に対話間での詳細を保持する長期記憶機能を実験的に導入していると発表しました。これにより、ユーザーが何かを覚えてもらったり、何を覚えているかを確認したり、忘れてもらうよう依頼できるようになります。
ただし現在、この機能はテスト段階であり、限られた数のユーザーにのみ利用可能です。従来のChatGPTは、新しいセッションが始まると先の対話内容を忘れる仕組みでしたが、OpenAIは記憶を超えて活用する試みを進めています。
記憶管理機能に関連してプライバシーの問題も指摘されていますが、記憶機能はオフにすることができ、OpenAIは感度が高い情報を積極的に覚えないよう取り組んでいると述べています。記憶機能は「Manage Memory」インタフェースを通じてユーザーが管理できるよう設計されており、現在、一部のユーザーにテスト段階で提供されています。
今後この機能がどのように展開されるか、期待が集まっています。
出典 : https://arstechnica.com/information-technology/2024/02/amnesia-begone-soon-chatgpt-will-remember-what-you-tell-it-between-sessions/